舌苔が原因の口臭

下の表面に白色や黄褐色、あるいは黒色の苔状をしたものが付着していますが、これを「舌苔(ぜつたい)」と呼んでいます。

口臭が発生するメカニズムとしては、歯やその周辺にある食物残滓などを口腔内の細菌が分解する際に放つ悪臭に由来しています。

これらの細菌は歯やその周辺のみならず、舌の部分にも存在しており、同じく悪臭をはなつ原因となることもあるのです。

舌の表面には細かい無数の突起があり、食事などによって食物残滓が舌の上に滞留するとそこから細菌が出てきて増殖するため、やはり同様に悪臭を放つ原因となります。

内科などを受診すると「舌を出してください」といわれて、医師によって舌の状態を確認されることからも分かるように、舌苔は身体の健康状態を反映するひとつのバロメーターともなっています。

具体的には唾液の分泌腺の機能状態や唾液の分泌量、分泌液の状態、口腔内に常在する細菌の働きや本人の体調などの影響を受けています。

また、唾液線は交感神経と副交感神経の二重支配を受けており、自律神経との関係から内臓神経と深く関連しており、内臓の状態を反映すると考えられています。

たとえば胃粘膜の状態に不調がある場合には舌苔が厚みを増すという傾向があるなど、内臓機能の状態を推し量るうえでひとつの指標となっています。

健常な場合であっても体調によっては舌苔の厚みや色に変化がみられるものの、通常ならばほとんど口臭には影響しないといわれています。

ただしこの舌苔の厚みが増加していくと舌の違和感や味覚異常を感じるようになり、口臭に影響を与えるようになります。

口臭の原因ともなる舌苔ですが、これが厚みを増した場合には歯磨きなどによって取り除くことを推奨している場合もあります。

ただし注意しなくてはならないのは舌苔を除去すべきという声と、人為的な除去は行うべきではないという意見の二つがあり、一様ではないという点が挙げられます。

どちらにせよ、舌の組織を傷つけるほどの過度の歯磨きは避けるべきであり、生活習慣などで適正な状態に身体を維持することが最も大切であると考えられます。

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