ドライマウスが原因の口臭

食物残滓や摂取したものの臭いなどが大きく影響するような印象をもたれる口臭問題ですが、その他には口腔内の乾燥状態もまた口臭を助長する原因となることは存外知られていません。

たとえば空腹時や起床直後、または喉が渇いて水分不足に陥っている時など、口臭が強くなる傾向が認められます。

常に口腔内が乾燥した状態にあることを「ドライマウス」といい、普段の生活習慣が大きく関連しているともいわれています。

ドライマウスによって口臭が助長されることの根拠としては、口腔内が乾燥状態であると口臭の原因となる嫌気性細菌の繁殖が進行し、なおかつ唾液の分泌量が減少するため口中の自浄作用が低下することによるものと考えられています。

タバコをよく吸う人、食生活が不規則な人、口で呼吸することが多い人などは特に口腔内が乾燥しやすく唾液量が少なくなりがちなため、ドライマウスによる口臭が発生する可能性が高いといえるでしょう。

しかしドライマウスという症状そのものは生活習慣の改善によって比較的容易に解消することが可能なため、特段の憂慮は必要ないとされています。

ただし、高齢化による機能低下や唾液の分泌機能そのものの低下、または糖尿病などの症状に伴うものである場合には生活習慣の改善以外の対処が必要となります。

具体的には水分をたくさんとるように心がけて口中の潤いを保つことや、ガムを噛むなどして唾液の分泌を促すような習慣をつけることなどが挙げられます。

ドライマウスによって口腔内の水分が減少していくと口臭が気になりだすとともに、水分を頻繁に欲したり口の中がネバつくような感じがしたりという不快感がつきまとい、症状が進行して水分がさらに奪われると舌がひび割れて出血するなどの事態にも発展することがあります。

このようにドライマウスが悪化すると摂食にも支障をきたすため、健康状態に深刻な影響を与えかねません。

簡易な対処で十分な効果を期待することができる症例のため、口臭をきっかけとして身体の声に耳を傾けることが肝要と考えられます。

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